夕暮れ時の線路を見て思い出すのが、子供の頃に観た映画『スタンド・バイ・ミー』のあのシーン。
当時9時以降まで起きて許されたのは土曜日だけ。
近所の伯母が従姉妹を連れてよく遊びに来ていたので、土曜日はまさにお祭りのようだった。
夕食後、ひと通り遊んだ後で従姉妹や弟たちが次々と眠りにつく。
その傍らで大人たちに混じって観るロードショーがたまらなく好きだった。
なかには内容がよくわからない映画も多く、そういう時は大抵眠気に負けていた気がするが、
よくわからないなりに印象に残っる作品もいくつかあり、スタンド・バイ・ミーもそのひとつ。
同年代の子供たちが線路をたどって旅をするノスタルジックな冒険物語。
よく意味がわからなかったものの、
心に響く音楽と、夕暮れ時の線路を歩く少年たちの映像がとても印象深く、
ノスタルジックな映画のせいか、当時の楽しかった思い出もふつふつと甦って来ます。
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